そして無量大数

無限大に似たことばで無量大数というものがあります。
こちらは実際に値をもった数値です。
吉田光由さんの塵劫記の巻頭に、
“大かずの名の事”として記されています。
塵劫記の版によっても異なるのですが、
無量大数とは69桁の位を表します。
でもこの数字光由さんが考えだしたものという噂があります。

というのも、恒河沙、阿僧祇、那由他、不可思議は仏教的な意味があり、
中国の古書“算法統宗”にも紹介があるのですが、
無量大数は、そこに記述がないのです。
また、恒河沙より小さい数は漢字1文字で表されいますが、
恒河沙以後は複数の漢字となります。
うーんたしかに作為的な感じですね。

はなしは、戻りますが、一般的に無量大数は
1のあとにゼロが68個並ぶ数字として理解されています。
万進法をとっていますので、1千無量大数という言い方ができますが、
この場合は72桁の数字になります。

塵劫記には無量と大数の間が少しはなれているバージョンがあり、
このため、無量と大数が別の数であるように扱われる場合もあるようです。

それぞれの数の名前の詳細は他のHPに譲りますが、ひとつだけ。
10の44乗を“載”という数で表しています。
そう千”載”一遇ってやつですね。
こんなところにルーツがあったんですね。

大きな数ということでは、華厳経の世界はもっとすさまじく、
10の(7X2122)乗という数字“不可説不可説転”があります。

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